縁起
法高山と号し日蓮宗の寺院である。開基は、日合上人。創設は、永享元年(1429)。本山平賀本土寺9世日意上人が開山する。 長禄2年(1458)経王院と号する。 寛正3年(1462)現寺号を公称する。隆盛期は、七堂伽藍ありと伝えられるも、明治の廃仏毀釈により衰退する。現在の本堂・客殿・庫裡・鐘楼堂・山門・白壁瓦塀・庭園・参道・墓地・駐車場他は、41世日潮上人・43世日幹上人・45世日道上人(現住職)代に、檀信徒と共に90年余の歳月をかけて護持丹誠して再建整備したものである。
本尊は、宗祖日蓮大聖人の示された大曼荼羅を仏像形態にした一塔両尊四士である。また、守護神として鬼子母大善神・稲荷大明神などがまつられている。
本堂前には、昭和20年8月13日成東駅で爆死した犠牲者15名を供養する 成東駅殉難者之墓がある。
本堂裏には樹齢数百年と思われる大槙があり、寺院の歴史を感じさせる。
ご挨拶
本行寺は、緑に囲まれた平坦地にあり、錦鯉が泳ぐ池を配した趣のある日本庭園が美しい、白壁瓦塀に囲まれた心安らぐ瀟洒な空間です。 四季折々の花々や、木々の新緑や紅葉の景色は格別です。JR成東駅から徒歩8分、圏央道山武成東インターから車で8分と交通の便にも恵まれ、駐車場も完備しています。日々、僧侶の読経回向を受けられる境内墓地には永代供養墓もあり、静かに故人への想いを巡らせる環境が整っています。本堂外陣は、参道からバリアフリー化され、スロープを経て庫裡多目的玄関を通り、下足のままで車いすに乗ったままお参りできます。本堂は椅子席で100名が収容できます。庫裡玄関は20畳大で、普段は応接室として儀式では受付として使用できます。玄関脇に車イス対応の下足で使えるトイレがあります。客殿は椅子席60名まで会食が可能で、簡易宿泊できる風呂・洗面所・台所・トイレなどの設備があります。諸堂はバリアフリーで繋がり、冷暖房を完備しています。現代人のストレスや心の苦悩を取り除く、み仏や日蓮宗の教えを伝える布教活動を行っております。また、地域に開かれた寺院として、「お月見の夕べ」「夏休みの寺子屋」「いけばな教室」「太極拳教室」ほかの行事や文化活動を行っております。 本行寺住職 冨永一道